新しいスマホの購入に悩んでいる???【Google Pixel 4 対 iPhone 11 Pro】徹底比較
2019年10月24日にGoogleの最新スマートフォン「Pixel 4」シリーズの発売がついに始まりました。
9月20日に発売となるiPhone 11 Proが既に大人気を収めましたが、iPhone 11対抗の大本命と呼ばれるGoogle Pixel 4はそれに負けずに評判が高くなる一方です。
さて、今年日本でも人気が高い最新機種である「iPhone 11 Pro」と「Google Pixel 4」に対して、どちらに選んで購入しようと悩んでいる人が少なくないに決まっているのでしょう。
今回は、Pixel 4とiPhone 11 Proそれぞれの特長を徹底的に比較してみました。
1、デザインとディスプレイを比較
2、特徴を比較
2.1カメラ
2.2基礎スペック
2.3他の特徴
3、本体価格を比較
まとめ
1.デザインとディスプレイを比較
まず直感的にデザインとディスプレイを比較したいと思います。
|
Google Pixel 4 |
iPhone 11 Pro |
本体サイズ |
147.1 x 68.8 x 8.2 mm |
144 x 71.4 x 8.1 mm |
重さ |
162g |
188g |
カラバリ |
3色 |
4色 |
ディスプレイサイズ |
5.7インチ |
5.8インチ |
表示解像度 |
2280×1080 |
2436×1125 |
画素密度 |
443ppi |
463ppi |
リフレッシュレート |
90Hz |
60Hz |
本体サイズを確認すると、「Google Pixel 4」の方が大きく見えますが、横幅も短く、さらに軽い。「iPhone 11 Pro」を持った後に「Google Pixel 4」を持つと非常に軽く感じます。少なくとも「持ちやすさ」の面では、「Google Pixel 4」の方が優れています。
また「iPhone 11 Pro」は「マット仕上げ」となっていますが、「Google Pixel 4」は「オレンジ」のみが「マット仕上げ」です。ここでiPhone 11 Proに高級感を感じますただ「マット仕上げ」が好きではないユーザーもいると思います。
ディスプレイのスペック上では大きく差がありません。Google Pixel 4は最大で「90Hz」のリフレッシュレートに対応するけれども、自動的にリフレッシュレートを調節しており、ほとんどの場合で「90Hz」で表示されていないので、アドバンテージにならないと判断することができます。
2.特徴を比較
これからユーザーたちがよく感心するいくつかの特徴を比較しましょう。
2.1【カメラ】
|
Google Pixel 4 |
iPhone 11 Pro |
背面/アウトカメラ |
l 1220万画素 デュアルピクセル 77° 27mm F1.7 (標準) l 1600万画素 スペクトル l フリッカーセンサー 52° 44mm F2.4 (望遠) |
l 1200万画素13mm 120° F2.4 (超広角) l 1200万画素 26mm F1.8 (標準/広角) l 1200万画素 52mm F2.0 (望遠) |
正面/インカメラ |
l 800万画素 90° F2 固定フォーカス l NIRフラッドエミッター l NIRドットプロジェクター l NIR(近赤外線)カメラx2 |
l 1200万画素23/24mm相当 F2.2 l 赤外線カメラ l 投光イルミネータ l ドットプロジェクタ |
カメラ機能 |
l トップショット(目をつむっていないなど一番いい写真を自動選択) l 夜景モード(星空撮影、天体写真モードにも対応) l ポートレートモード(深度エディタによる背景のボケ効果) l デュアル露出コントロール |
l ポートレートモード(背景のボケ効果あり) l スマートHDR、アニ文字とミー文字 l ナイトモード l QuickTake(写真撮影中に動画が撮影可能) l HEVC/H.264対応 |
iPhone 11 Proは、iPhoneで初めてトリプルカメラが搭載されたiPhoneです。超広角、広角、望遠の3つのカメラが搭載されており、最大120°までのワイドな写真を撮影することができます。
ナイトモードと呼ばれる新たな機能によって、黒潰れしやすい暗い場所の写真も明るく、細部まではっきりと鮮明に写るようになりました。これまでiPhoneで夜景の写真を諦めていた人も、iPhone 11 Proであればクオリティの高い夜景やイルミネーションの写真を撮ることができるようになります。
それでも、Pixelシリーズは既にカメラ性能に定評があります。しかも今回のGoogle Pixel 4の「夜景モード」は「天体撮影」にさえ対応できるので、本当に素晴らしいです。やはり、こっちの方が優勢を持っていると思います。
2.2【基礎スペック】
|
Google Pixel 4 |
iPhone 11 Pro |
OS |
Android10 |
iOS13 |
SoC |
snapdragon855 |
A13 Bionic |
RAM |
6GB |
4GB |
ROM |
64/128GB |
64/256/512GB |
iPhone 11 ProにはA13 bionicチップが搭載されています。これまでのチップとは比べ物にならない程にパワーアップしているといいます。特に、アプリやゲームの処理速度に関してはA12 bionicチップよりもさらにアップしており、3Dグラフィックの美麗な映像を使っているスマホゲームもサクサクと快適にプレイすることができます。
一方、「Google Pixel 4」のRAMの容量は6GBあります。さらに、Snapdragon 855という2019年現在でハイスペックなCPUを搭載しているので、容量の大きなアプリはもちろんゲームもサクサク操作することができます。
両方とも一度にたくさんのアプリを利用したり、容量の大きなスマホゲームをプレイする人におすすめです。
しかし、iPhoneは、内部の部品の製造開発・OSの開発まで全て自社で行っています。また、iPhoneシリーズ通じて一貫性があり、モデルの新旧に拘わらず長く安定したスペックで使えるといわれています。このように、長く安定したスペックで使えるという点では、iPhone 11 Proの方が優れているといえます。
2.3【他の特徴】
Google Pixel 4は「3D顔認証」に対応できます。カメラで顔を認証して画面ロックの解除やスマホ決済ができるようになりました。ただし、顔認証に対応できるようになったことで、指紋認証がなくなってしまったのが若干のデメリットかと思われます。指紋認証を使い続けたかった人にとっては、少し不便かもしれません。
iPhone 11 Proは防水耐性が優れており、水深4mで最大30分間耐えることができます。そのため、水周りの仕事中にiPhone 11 Proを操作したり、雨が降っている中でも安心して使うことができます。
3、本体価格を比較
「SIMフリー」モデルの本体価格をまとめると以下のようになります。
|
Google Pixel 4 |
iPhone 11 Pro |
64GB |
8万9980円 |
11万7480円 |
128GB |
10万3950円 |
無し |
256GB |
無し |
13万5080円 |
521GB |
無し |
14万4800円 |
本体価格を比較すると、約「3万円」の価格差があります。「Google Pixel 4」の方が安いですが、他のAndroid機種と比較した場合、もっと「コスパ」がいい機種はかなり存在します。
まとめ
Google Pixel 4とiPhone 11 Proそれぞれの特徴をまとめますと、次になります。
Google Pixel 4 |
iPhone 11 Pro |
天体写真も撮れる夜景モード |
iPhone初のトリプルカメラ |
RAM6GB・Snapdragon 855の超高性能スペック |
アプリもゲームもサクサク操作できるA13 bionicチップ |
3D顔認証 |
強い防水耐性 |
持ちやすさ |
長く使える安定さ |
低コスト |
高級感 |
両機種とも非常に魅力的な機種ですが、今回はやはりiPhone 11 Proをお勧めとします。
スペックが全体的に高いので長く使えることはユーザーにとって最も大切だと思います。トリプルカメラによりカメラ性能の改善もユーザーのニーズに応えられます。
一方、Google Pixel 4は、90Hzのリフレッシュレートに対応、顔認証などの目玉機能が日本では使えなかったり、コスパがいいとは言えなかったり、まだまだ足りないと感じます。今後の改善を期待します。
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自己所有権の力(自分翻訳)
自己所有権の力
原作者:David Gordon
原文:https://mises.org/wire/power-self-ownership
翻訳者: Joe Shirakami
マレーロスバード(Murray Rothbard)の読者が皆知っているように、自己所有の原則はリバータリアン思想の基礎にある。各人は自分の体の所有者である。土地と天然資源の利用にの原則を付ければ、我々は問題なくアナーコ資本主義社会にたどり着くことができる。しかし、実は、自己所有の原則そのものが福祉国家制度を排除できる。他の人があなたよりあなたの労働を「必要とする」としても、あなたは他の誰かのために労働を強いられるわけにはいかない。
マルクス主義者が自己所有権を資本主義の代弁として捨て去ると思われるが、実際彼らの大部分はそうしている。 オックスフォード大学で政治理論を教えたマルクス主義者であるG.A.コーエン(G.A. Cohen)は例外だった。彼の著書『自己所有、自由、平等』(ケンブリッジ大学出版局、1995)で、彼は自己所有権が直感的にもっともらしいと思っていると言っている。
「私の経験では、ロバート・ノジック(Robert Nozick)の反論に及べない各個人自身の権利への主張を軽蔑する左翼主義者は、何をすべきかを決める権利が誰にあるかを検討するよう求められたとき、自己所有権への下手な反論で自信を失います。たとえば、自分の目に。彼らはすぐに同意しないが、目の移植が簡単にできれば、政府は潜在的なアイドナーを宝くじに徴用することを認められる。すると、その宝くじの敗者が片目ではなく盲目になる受益者に目を与えなければならない」 (p70)
コーエンが正しく指摘しているように、自分の身体に対するあなたの権利は、一般的に使用される再分配を命じる社会主義の原則よりも重要だ。見える目が2つあるという事実は遺伝的幸運であれ、盲人はあなたより目が必要であれ、あなたには自分の’目を保つ権利がある。 (彼はまったく見えないでさえ、あなたはまだ片目で物を見ても構わない。)
コーエンは今、ジレンマに立ち向かわなければならない。彼は自己所有権を一目瞭然だと思っているが、自己所有権は福祉国家を排除し、さらに完全に自由な市場社会への大きな一歩とも見える。ジレンマから逃れるために彼は何ができるか?
2つの対策が示唆される。一つは、自己所有権を認めるが、それが自由市場資本主義につながることを否定しる。あるいは、その表面的妥当性にもかかわらず、自己所有権は拒否されるべきだと主張する。後者を採用したコーエンは、実際、既に自己所有権が福祉国家を排除することを納得した。
コーエンは、自己所有権の力は本当に何か他のものに由来すると宣言した。我々は誰かの身体の完全性を妨げることが間違っていると強く信じており、これは自己所有権とは異なると考えている。彼は、誰もが空の眼窩を持って生まれていると想像するように頼んでいた。政府は所有するアイバンクを使用し出生時に全員に2つの目を埋め込むと、誰かが両目を失った場合、目の不自由な人を助けるために、目が見える人から強制的に片目を取り出すという宝くじに反対できるか?しかし、この例では、政府がすべての目を所有している。コーエンは、実際の世界で目の宝くじに対する我々の反対の本質は、それが自己所有権を侵害することではなく、人々が身体の完全性に対する権利を持っていると結論付けた。
「自然な目を宝くじにすることに対する我々の抵抗は、自己所有権への信仰ではなく、誰かの人生に深刻な干渉行為への不機嫌を示しているという考えがある。」 (p244)
自己所有権の擁護者は、コーエンのSF小説で誰かの目を消すのは間違っていることを認める。彼の理論を守る言い方は、人間が自分の目を所有している事実が、目の宝くじに入ることの道徳的な罪悪感を増すということだ。身体的完全性と自己所有権はお互いを補完する。コーエンが考えているように、両者は我々の忠誠心を競争していない。コーエンが自己所有権を逃れようとする奇妙な例に頼らなければならなかったという事実は、自己所有権の力を示している。一旦考えてみると、自己所有権を拒否するのは難しくなる。
読書レポート:『江戸の生活ウラ事情―衣食住から格差社会の実像まで知られざる江戸の意外な素顔』について
『江戸の生活ウラ事情―衣食住から格差社会の実像まで知られざる江戸の意外な素顔』